专利摘要:
組み立てるためにホイスト又はクレーンの使用を必要としないクロマトグラフィカラム及び保守方法について述べられている。この方法は、オペレータがカラム内の懸吊又は支持された重量物の下方で作業する必要を減らすことによって、オペレータの安全を改善する。さらに、カラム構成部品の取外し又は交換が、カラムの内部にアクセスできるようにすることによって、またハンドリング装置を用意することによって容易になる。 b
公开号:JP2011510322A
申请号:JP2010544267
申请日:2009-01-15
公开日:2011-03-31
发明作者:エリクソン,ステファン・ケイ
申请人:ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ;
IPC主号:G01N30-60
专利说明:

[0001] 本発明は、クロマトグラフィカラム、及び工業規模のクロマトグラフィにおいてカラムを操作するための方法に関する。詳細には、本発明は、クロマトグラフィカラム、並びにこれらのカラムを分解するためにホイスト又はクレーンなど揚重機を必要とすることなしに、ベッド担体、分配器、及びOリングを洗浄及び交換するなど、そのようなカラムに対して保守を実施するための安全な方法に関する。]
背景技術

[0002] クロマトグラフィカラムは、工業プロセスにおいて、処理液を精製し、注目の物質を処理液から分離するために使用することができ、典型的な例には、ファインケミカル及び薬剤、並びに生物学的製剤の大規模な予備精製が含まれる。]
[0003] 工業規模のクロマトグラフィカラムは、一般に、上端に液体入口を含む中空の、軸方向で垂直な管状ハウジングであって、それを介してバッファ及び分離しようとする物質が、その管のキャビティ内に位置する媒体ベッドに分注されるハウジングと、物質及びバッファを収集するための、下端にある液体収集システムとを備える。バッファ流体及び/又は分離、精製しようとする物質がそこを通って濾過される粒子状のクロマトグラフ媒体又はベッドが、液体入口と収集システムの間に位置する。]
[0004] 一般に、アダプタアセンブリが管状ハウジングの上端に固定され、ベースアセンブリが下端に固定され、ベースアセンブリは下部フランジにボルト止めされる。これらのアセンブリのそれぞれは、一般に、強いバッキングプレートと、ベッド担体をさらに支持する分配器とを備える。ベッド担体は、メッシュ、フィルタ、焼結品、スクリーン、又は、処理液がクロマトグラフィベッド空間若しくはキャビティ内に流入しそこから流出することを可能にする一方、粒子状の媒体のベッドを保持する他の流体浸透性、媒体保持用材料の層である。ベッド高さ及びベッド圧縮を調整可能にし制御するために、アダプタアセンブリは、一般に、カラム管内部で、ピストン又は摺動アダプタの形態にされる。一般にノズルを介してカラムにベッド媒体が装入された後で、アダプタを管の下部に向かって押しやり、媒体ベッドを圧縮又は加圧することができる。一般に、ベースアセンブリは、カラム管の下部フランジに対してボルト止めされる固定構造であるが、場合によっては、移動可能に摺動可能なピストン又はアダプタの形態であってもよい。]
[0005] ベースアセンブリのバッキングプレートは、概してカラム用の支持体として働き、それ自体は、脚部上、又はベースアセンブリの下に突出する出口配管のための隙間を作ることができる何らかの他のスタンド装置上で支持される。]
[0006] そのようなカラムが、バルブ、シール、メッシュ/スクリーン、分配システムなど内部構成部品に対する保守、又はそれらの洗浄を必要とするとき、上端/アダプタアセンブリをカラム管から持ち上げて離し、またカラム管を下端/ベースアセンブリから持ち上げて離すために、クレーン又はホイストなど揚重機が必要である。というのは、これらのアセンブリは、重量が3トンを超える可能性があるからである。内部の保守を実施するために、頭上の揚重機を使用してカラムを分解することは、望ましくない。重い機器が頭上に持ち上げられ、その下方に技術者が無防備でいるとき、オペレータの安全が明らかに心配である。さらに、カラムとそのベースアセンブリ/アダプタアセンブリが互いに分離されているとき、それらを軸方向で位置合わせされた状態に保ち、これらの精密な構成部品に対する損傷を回避するために、位置合わせ構造物が必要とされる。]
[0007] そのような位置合わせ及び揚重構造物があると、管の周りで著しく邪魔であり、それらの構造物は、円周のある点で、内部構成部品を挿入する/取り外すのに十分な隙間をもたらすように、慎重にレイアウトする必要がある。さらに、揚重機を使用する必要があることは、カラムなどハウジングに対する制約をもたらし、ホイスト又はクレーンに対処するために、十分な頭上空間及び支持が必要とされる。多数のクロマトグラフィカラムは、現在、微生物汚染を回避するために、GMPの下で、頭上機器に対処するのが非常に困難な「クリーンな」環境で稼働されるので、分解及び保守を行うためにカラムを別の部屋に移動する必要があることは問題である。この問題は、クリーンな環境に戻して使用する前に、カラムの清掃及び確認を必要とすることによって悪化する。したがって、生物薬剤製造に使用されるGMP施設内にホイスト又はクレーンがあることは、上述の理由、並びに、これらの機械がその動作及び保守中に塵の形態で粒子状の物質を放つことにより、非常に望ましくない。]
[0008] 米国特許第6736974号は、カラムに一体化されている液圧システムによって、アダプタアセンブリをカラム管の上方に持ち上げる、及び/又はカラム管をベースアセンブリの上方に上げることが可能なカラムを提供することによって、上記の問題の一部に対処している。]
[0009] しかし、米国特許第6736974号に記載されているシステムには、その設計のために著しい欠点がある。米国特許第6736974号の図4及び図5からわかるように、またその文献の縦の第4欄、63〜66行目に記載されているように、分配器プレート(31)及び/又はメッシュ(28/60)をカラムの内部から取り外すために、オペレータは、ドラム(18)の中央内で作業し、これらの構成部品を固定している固定用ナット(30)にアクセスし取り外さなければならない。工業用カラムは、一般に、約200mmから2000ミリメートルに及ぶ直径を有するため、これは、オペレータが、ナットを抜くために懸吊又は支持された重量物(load)の下方で作業しなければならないことを意味する。これは、特にオペレータの腕又は頭部が、懸吊又は支持された重量物の下方で無防備である場合、オペレータにとって著しい安全性リスクをもたらす。]
[0010] さらに、カラム管/シリンダ又はアダプタアセンブリをそれぞれベースアセンブリ又は管から上昇させた後で、重量のあるベッド担体及び/又は分配器をカラムから取り外すことは、液圧駆動ピストン又は安全棒を迂回するために、ある角度でベッド担体又は分配器を傾斜させることによって行うことしかできない。これは、たとえば、任意の2本の安全棒(69)間、又は任意の2本のピストン(36)間の距離がメッシュ(28/60)又は分配器プレート(31)の距離より短い図3、4、5から明らかにわかる。ベース又はアダプタベッド担体(図示せず)にも同じ問題があるはずである。重量が100kgを超える可能性があるこれらの内部構成部品を取り外すことは、オペレータによるかなりの人力作業を必要とし、懸吊されたカラム又はアダプタアセンブリの下方でオペレータが無防備でいることを余儀なくする。この場合も、これはオペレータにとって著しい安全性リスクに相当する。] 図3
[0011] 米国特許第6736974号に記載されている、重量のあるベッド担体又は分配器を物理的に取り外す作業は、オペレータが実施しなければならず、この作業を支援するためのどんな揚重援助装置の使用も開示されていない。液圧ピストン及び安全棒の構成、並びにベッド担体及び/又は分配器をカラムから回収する際にこれらの支持構造物に当たるのを回避するためにベッド担体及び/又は分配器を傾斜させる必要があることにより、特別製の揚重装置の設計が必要となる。]
[0012] さらに、米国特許第6736974号に記載されている方法は、カラムの保守を実施するために、カラム管/シリンダ又はアダプタアセンブリをそれぞれベースアセンブリ又は管から、3インチより長い所定の距離だけ上げることを必要とし、6インチより長い距離、最も好ましくは約12インチが指定される。]
[0013] WO2005/056156(Euroflow(UK)Limited)もまた、クレーン又はホイストを必要とすることなしに、保守を行うためにアクセスすることができるカラムを開示している。このカラムは、管とベースアセンブリを液圧駆動ピストンによって分離し、それらの間にアクセス空間をもたらし、ベースアセンブリに対して保守又はサービスを行うことができるように設計されている。アダプタアセンブリのピストンは、カラム管を通して前進させ、保守を行うために、カラム管の開放端部、すなわち管とベースアセンブリの間の空間内で露出させることができる。]
[0014] しかし、この文献から明らかなように(たとえば、図19及び図20、並びに23頁の関連の説明)、ベッド担体又はメッシュを定位置に保持する締結用ねじを解放するためのアクセスは、管とベースアセンブリの間の空間によってもたらされる。ベッド担体を取り外すことは、保持用ねじを取り外す間、オペレータが懸吊された重量物にさらされることを余儀なくする。さらに、保守アクセス用の、任意の2本の駆動シリンダ間の距離は、ベッド担体の直径未満であり(たとえば、図7参照)、これは、ベッド担体を取り外す、又は交換するとき、オペレータがベッド担体を人力で取り扱い、傾斜させることを必要とする。したがって、カラムの保守がオペレータにとって著しい安全性リスクをもたらす。]
先行技術

[0015] 米国特許第20080308498A1号]
発明が解決しようとする課題

[0016] したがって、オペレータが使用するのに安全且つ容易であり、オペレータを懸吊又は支持された重量物にさらさず、それによりオペレータの誤り及び傷害のリスクを低減するカラムを提供することによって、クロマトグラフィカラムに使用可能な保守方法を改善する必要がある。]
課題を解決するための手段

[0017] 本発明は、これらの必要及び他の必要を認識し、それらに対処する。]
[0018] 本発明の第1の態様では、クロマトグラフィカラムに対して保守を行うための方法において、
a)液体入口に連結された移動相経路を含むノズルを備える分散システムと、
駆動システムに連結され動作モードにおいて管のキャビティ内で移動可能であるアダプタアセンブリを有する管とを備え、
アダプタアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、
前記駆動システムが1本以上のシリンダを備える、クロマトグラフィカラムであって、
分散システムの反対側の収集システムと、
1つ以上のシールと
を備えるクロマトグラフィカラムを用意し、
b)アダプタアセンブリを管から切り離し、
c)アダプタアセンブリを、駆動システムを用いて管の上方に3インチ又は76ミリメートル以下の距離だけ持ち上げ、アダプタアセンブリと管の間にアクセス用の間隙を設け、
d)前記間隙にアクセスすることなしに固定手段を解放することによってベッド担体を分配器から外し、
e)ベッド担体をカラムから取り外し、
f)カラム及び/又はベッド担体及び/又は前記1つ以上のシールに対して保守を行い、
g)ベッド担体をカラムに戻し、ベッド担体を分配器に締結し、
h)アダプタアセンブリを、駆動システムを用いて、管内の動作位置に下降させ、アダプタアセンブリを管に再連結する段階を含んでなる方法が提供される。]
[0019] アダプタアセンブリと管の間のアクセス用に設けられる間隙は、ベッド担体をカラムから取り外し、又はカラムに戻すことができるように、高さが3インチ又は76ミリメートル以下である。一態様では、この間隙は、カラムにアクセスすることができるように、高さが2インチ又は50ミリメートル以下である。他の態様では、この間隙は、高さが2インチ又は50ミリメートル未満である。他の態様では、この間隙は、高さが1インチ又は25ミリメートル未満である。さらに他の態様では、この間隙は、高さが0.4インチ又は10ミリメートル以上である。間隙の高さを3インチ又は76ミリメートル未満に制限することにより、オペレータが、上昇させたアダプタアセンブリの下で作業し、懸吊された重量物に物理的にさらされることが防止される。
好ましい一態様では、固定手段が、分配器の外面から解放可能である。これにより、オペレータは、間隙に入る必要がないため、懸吊又は支持された重量物にさらされることがさらに少なくなる。]
[0020] 特に好ましい一態様では、駆動システムは、2以上のシリンダを備え、保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離は、ベッド担体の直径より長い。これにより、ハンドリング装置を使用し、ベッド担体及び/又は分配器を支持し、カラムから取り外す、又はカラムに戻すことができる。]
[0021] 好ましくは、シリンダは、カラムの外に取り付けられる。これにより、シリンダ間の間隔を大きくすることが容易になる。より好ましくは、各前記シリンダは、独立してカラムから移動可能である。]
[0022] 好ましくは、ベッド担体を取り外す段階が、ベッド担体を実質的に傾斜させることなしに実施される。これにより、懸吊された重量物の下でオペレータが無防備でいることが少なくなり、ベッド担体の人力作業及び/又は機械による取扱いが容易になる。本明細書では、「実質的に傾斜させることなしに」という用語は、「水平に対して5°以下の角度で傾斜させること」を意味する。]
[0023] より好ましくは、ベッド担体を取り外す段階が、ハンドリング装置の使用を含む。より好ましくは、ハンドリング装置が、1以上のアームを備え、この方法は、ベッド担体をハンドリング装置の1以上のアーム上で支持すること、又はベッド担体をハンドリング装置の1以上のアームに固定することを含む。]
[0024] 任意選択で、カラムに対して保守を行う段階が、前記分配器を実質的に傾斜させることなしに、分配器を移動することをさらに含む。本明細書では、「実質的に傾斜させることなしに」という用語は、「水平に対して5°以下の角度で傾斜させること」を意味する。分配器とベッド担体は、一緒に、また同時に移動させることができることは理解されるであろう。]
[0025] 好ましくは、カラムが、ロッキングシステムをさらに備え、この方法は、アダプタアセンブリを、駆動システムを用いて管の上方に3インチ又は76ミリメートル以下だけ持ち上げた後で、前記ロッキングシステムを用いてアダプタアセンブリをロックする段階をさらに含む。これは、より大きなオペレータの安全をもたらす。]
[0026] 本発明の第2の態様によれば、クロマトグラフィカラムに対して保守を行うための方法において、
a)液体入口に連結された移動相経路を含むノズルを備える分散システムと、
駆動システムに連結されたアダプタアセンブリ及びベースアセンブリを有する管であり、前記アダプタアセンブリが動作モードにおいて管のキャビティ内で移動可能である、管とを備え、
ベースアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、
前記駆動システムが1本以上のシリンダを備える、クロマトグラフィカラムであって、
分散システムの反対側の収集システムと、
1つ以上のシールと
を備えるクロマトグラフィカラムを用意し、
b)ベースアセンブリを管から解放し、
c)管及びアダプタアセンブリを、駆動システムを用いてベースアセンブリの上方に3インチ又は76ミリメートル以下だけ持ち上げ、管とベースアセンブリの間にアクセス用の間隙を設け、
d)前記間隙にアクセスすることなしに固定手段を解放することによってベッド担体を分配器から外し、
e)ベッド担体をカラムから取り外し、
f)カラム及び/又はベッド担体及び/又は前記1つ以上のシールに対して保守を行い、
g)ベッド担体をカラムに戻し、ベッド担体を分配器に締結し、
h)管及びアダプタアセンブリを、駆動システムを用いて下降させ、管をベースアセンブリに再連結する段階を含んでなる方法が提供される。]
[0027] 管及びアダプタアセンブリとベースアセンブリとの間のアクセス用に設けられる間隙は、ベッド担体をカラムから取り外し、又はカラムに戻すことができるように、高さが3インチ又は76ミリメートル以下である。一態様では、この間隙は、カラムにアクセスすることができるように、高さが2インチ又は50ミリメートル以下である。他の態様では、この間隙は、カラムにアクセスすることができるように、高さが2インチ又は50ミリメートル未満である。他の態様では、この間隙は、高さが1インチ又は25ミリメートル未満である。さらに他の態様では、この間隙は、高さが0.4インチ又は10ミリメートル以上である。間隙の高さを3インチ又は76ミリメートル未満に制限することにより、オペレータが、上昇させたアダプタアセンブリ及び管の下で作業すること、したがって懸吊された重量物に物理的にさらされることが防止される。]
[0028] 好ましくは、固定手段が、分配器の外面から解放可能である。これにより、オペレータは、間隙に入る必要がないため、懸吊された重量物にさらされることがさらに少なくなる。]
[0029] 好ましくは、シリンダは、カラムの外に取り付けられる。これにより、シリンダ間の間隔を大きくすることが容易になる。より好ましくは、各前記シリンダは、独立してカラムから移動可能である。]
[0030] 好ましくは、保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離は、ベッド担体の直径より長い。これにより、ハンドリング装置を使用し、ベッド担体及び/又は分配器を支持し、カラムから取り外す、又はカラムに戻すことができる。保守アクセスは、カラムと、ベッド担体及び/又は分配器などその構成部品とに対するアクセスであり、保守又はサービスを実施するために必要とされる。]
[0031] 好ましくは、ベッド担体を取り外す段階が、ベッド担体を実質的に傾斜させることなしに実施される。これにより、懸吊された重量物の下でオペレータが無防備でいることが少なくなり、ベッド担体の人力作業及び/又は機械による取扱いが容易になる。本明細書では、「実質的に傾斜させることなしに」という用語は、「水平に対して5°以下の角度で傾斜させること」を意味する。]
[0032] 好ましくは、ベッド担体を取り外す段階が、ハンドリング装置の使用を含む。より好ましくは、ハンドリング装置が、1以上のアームを備え、この方法は、ベッド担体をハンドリング装置の1以上のアーム上で支持又は固定することを含む。より好ましくは、この方法は、ベッド担体の外側リムを前記ハンドリング装置の1以上のアームに解放可能に固定することを含む。]
[0033] 任意選択で、カラムに対して保守を行う段階が、前記分配器を実質的に傾斜させることなしに、分配器を移動することをさらに含む。本明細書では、「実質的に傾斜させることなしに」という用語は、「水平に対して5°以下の角度で傾斜させること」を意味する。分配器とベッド担体は、一緒に、また同時に移動させることができることは理解されるであろう。]
[0034] 好ましくは、カラムが、ロッキングシステムをさらに備え、この方法は、前記アダプタアセンブリ及び管を、駆動システムを用いてベースアセンブリの上方に3インチ又は76ミリメートル以下だけ持ち上げた後で、前記ロッキングシステムを用いてベースアセンブリの上方でアダプタアセンブリ及び管をロックする段階をさらに含む。これは、より大きなオペレータの安全をもたらす。]
[0035] 本発明の第3の態様によれば、
液体入口に連結された移動相経路を含むノズル及び分散システムと、
1以上のシリンダを有する駆動システムに連結されたアダプタアセンブリ及びベースアセンブリを有する管とを備え、
前記アダプタアセンブリが動作モードにおいて前記管のキャビティ内で移動可能であり、
アダプタアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、
ベースアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備える、クロマトグラフィカラムであって、
分散システムの反対側の収集システムと、
1つ以上のシールとを備え、
アダプタアセンブリ又はベースアセンブリの分配器とベッド担体とを互いに締結する固定手段が分配器の外面から解放可能である、クロマトグラフィカラムにおいて、
アダプタアセンブリが、駆動システムによって持ち上げることを可能にするように管から切離し可能であり、3インチ又は76ミリメートル以下の保守アクセス用の間隙をもたらし、
管及びアダプタアセンブリが、駆動システムによって持ち上げることを可能にするようにベースアセンブリから切離し可能であり、3インチ又は76ミリメートル以下の保守アクセス用の間隙をもたらす、クロマトグラフィカラムが提供される。]
[0036] 好ましくは、駆動システムは、2以上のシリンダを備え、保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離は、ベッド担体の直径より長い。これにより、ハンドリング装置を使用し、ベッド担体及び/又は分配器を支持し、カラムから取り外す、又はカラムに戻すことができる。保守アクセスは、カラムと、ベッド担体及び/又は分配器などその構成部品とに対するアクセスであり、保守又はサービスを実施するために必要とされる。]
[0037] アダプタアセンブリと管の間、又は管及びアダプタアセンブリとベースアセンブリとの間のアクセス用に設けられる間隙は、ベッド担体及び/又は分配器をカラムから取り外し、又はカラムに戻すことができるように、高さが3インチ又は76ミリメートル以下である。一態様では、この間隙は、カラムにアクセスすることができるように、高さが2インチ又は50ミリメートル以下である。他の態様では、この間隙は、高さが2インチ又は50ミリメートル未満である。他の態様では、この間隙は、高さが1インチ又は25ミリメートル未満である。さらに他の態様では、この間隙は、高さが0.4インチ又は10ミリメートルより大きい。間隙の高さを3インチ又は76ミリメートル未満に制限することにより、オペレータが、上昇させたアダプタアセンブリの下で作業すること、したがって懸吊された重量物に物理的にさらされることが防止される。]
[0038] 好ましくは、駆動手段は、2以上の液圧シリンダ、最も好ましくは3つの液圧シリンダを備える。他の駆動手段は、たとえば、電動シリンダ又は空気圧シリンダを含む。]
[0039] 好ましくは、駆動手段は、カラムの外にある。]
[0040] 好ましくは、カラムは、上昇させたアダプタアセンブリを管の上方で固定する、並びに/又は上昇させた管及びアダプタアセンブリをベースアセンブリの上方で固定するためのロッキングシステムを追加で備える。これは、オペレータの安全を改善する。]
[0041] 本発明の特徴及び利点は、添付の図面と併せ読めば、以下の説明から明らかになろう。]
図面の簡単な説明

[0042] 第1の保守位置にある当技術分野で知られているカラムの一実施形態の断面図である。
第2の保守位置にある図1のカラムの同じ実施形態を示す断面図である。
本発明の一実施形態の概略分解正面図である。
本発明によるカラムの概略正面図である。
図4aのカラムの側断面図である。
図4aのカラムの上部平面図である。
アクセス用の間隙をもたらすように定位置に上昇及び固定されたアダプタアセンブリを示す正面斜視図である。
分配器及びベッド担体を固定する締結手段を取り外すところの図である。
本発明による、分配器又はベッド担体をカラムから取り外す/カラムに挿入するために使用されるハンドリング装置の斜視図である。
ベッド担体を分配器に締結する固定用棒材を取り外すところを示す図5のカラムの斜視図である。
ベッド担体を分配器に締結する固定用棒材を取り外すところを示す図5のカラムの斜視図である。
ベッド担体をカラムから取り出すところを示す斜視図である。
ベッド担体をカラムから取り出すところを示す斜視図である。
ベッド担体をカラムから取り出すところを示す斜視図である。
本発明によるロッキングシステムを示すインセットを有するカラムの斜視図である。
ベースの上方に上昇させ、定位置にロックされる過程にあるカラム管の図である。
カラム管が定位置に上昇及びロックされた、保守を行う準備ができているカラムの斜視図である。
ハンドリング装置を使用してベッド担体をカラムから取り出すところの図である。
ハンドリング装置を使用してベッド担体をカラムから取り出すところの図である。
カラムから取り出された、保守を行う準備ができているベッド担体の図である。
カラム管を下降させ、ベースにボルト止めされるのを待つ図10及び図11のカラムの斜視図である。] 図1 図10 図4a
実施例

[0043] 本発明は、クロマトグラフィカラム内で保守を可能にする方法及び装置に関する。図1は、当技術分野で知られている、また米国特許第6736974号に記載されているカラム10を示し、このカラムは、ホイスト又はクレーンを必要とすることなしにクロマトグラフィカラム内で保守を行うことができる。カラム10は、分散システム14を上部に、また収集システム16を下部に有する細長い中空円筒形のハウジング12又は管を備える。分散システム14は、上部の円筒形のプランジャヘッド又はアダプタ20が下端又は内部端部(すなわち、カラムの内部)に形成されている円筒形のドラム18を含む。アダプタ20は、図1の第1の動作位置に示されているように、通常、管12の上部部分内に配置される。アダプタ20は、図1に示されている液圧装置など、駆動システム34によって移動させることができる。アダプタ20の移動により、カラム内で最適な高さの、詰め込まれた媒体ベッドを作り出すために、クロマトグラフィ媒体を圧縮することができ、分散システム14と収集システム16の間、及び/又はアダプタ20とベース64の間にキャビティ22が形成される。] 図1
[0044] 分散システム14は、液体入口24に連結された移動相経路、並びに、入ってくる液体をキャビティ22内に容れられた媒体ベッドの上部全体にわたって分配するための入口マニフォルド26を含むことができる。ベッド担体(又は入口スクリーン)28又はフィルタが、コネクタによって、及び/又はキャビティ22からアクセス可能な内側クランプナット30によってアダプタ20に取り付けられる。ベッド担体28は、保守を行うために、クランプナット30を解放することによって取り外すことができ、分配器プレート31もまた取外し可能とすることができる(分配器プレート設計の説明は米国特許第6190560号参照)。]
[0045] 駆動システムを使用し、動作モードにおいてアダプタ20を移動させる。駆動システムは、1以上、好ましくは3本以上の駆動シリンダ34で構成される。駆動シリンダ34は、ドラム18に結合されている駆動ピストン36を移動する。駆動ピストン36の一部分は、ナット42、44を用いるなどして駆動ピストン36に対する特定の位置で、駆動ピストン36を接続アーム40に連結又は結合することができるように、ねじ38を切っておくことができる。]
[0046] 図1は、アダプタ20の第1の保守位置を示しており、アダプタ20は、駆動システム34及びピストン36によって、シリンダ内でキャビティ22の上部54から所定の距離だけ上昇されている。それによって、オペレータには、手をドラム18の中央に延ばして、分配器プレート31及びベッド担体28をアダプタ20に対して保持しているナット30を解放する、又は固定するアクセスがもたらされる。次いで、分配器プレート31及び/又はベッド担体28を、保守を行うために取り外すことができる。次いで、これらは、アダプタ20に固定することによって交換され、アダプタ20を下降し、動作モードに戻すことができ、ナット42、44は、必要な場合、適正な動作構成にリセットされる。] 図1
[0047] 一般にその外側縁部162が管112と収集システム116の間になるように配置される下部ベッド担体(又はスクリーン)160を取り外すことなど、第2の保守業務を行うために、図2に示されているように、管112を駆動システムによって上昇させることができる。通常管112をベース164に固定しているボルトを取り外し、ナット142、144をピストン136に結合し、管112を、図のように上向きでドラム118と共に駆動することができる。したがって、オペレータが保守を行うためにベッド担体160を固定しているナット132を緩め、ベッド担体160を取り外すためにアクセスすることができる間隙が設けられる。保守が完了した後で、オペレータがベッド担体160を交換し、ナット132によってベース164に固定し、工程を逆にして、管112及びドラム118を動作位置に下降させる。] 図2
[0048] 次に、本発明について図3から図13を参照して述べるが、図3から図8は、上部のアダプタアセンブリにアクセスできるようにすることに関し、図9から図13は、保守を行うために、ベースアセンブリにアクセスできるようにすることに関する。] 図13 図3
[0049] 図3は、本発明によるカラムの概略分解正面図である。このカラムは、ステンレス鋼など強い不活性材料、及び製薬業界に典型的なGMP環境内での使用に適した他の材料製である。カラム210は、カラムの高さ及び/又はレベルを修正するために調整可能な足部206を有する脚部204上で支持される。脚部204は、一端のベースアセンブリ263を多端のアダプタアセンブリ215から分離する円筒形のハウジング又は管212を備えるカラム210を支持する。管212は、典型的には、ステンレス鋼、又は他の強い不活性材料製とすることができる。アダプタアセンブリ215には、ノズル211を備える分散システムが隣接しており、ノズル211は、バッファ若しくは他の好適な移動相液体、又は分離しようとする化学薬品/材料を導入するための移動相経路と、液体入口209とを含む。管212は、1本以上のシリンダを有する駆動システムによってアダプタアセンブリ215及びベースアセンブリ263に連結することができる。駆動システムは、図のように液圧システムでもよく、空気圧手段又は電気的手段など他の好適な手段を動力としてもよい。アダプタアセンブリ215は、たとえば、カラム内で化学薬品のクロマトグラフ分離を行うために使用されるクロマトグラフ媒体のベッドを詰める又は圧縮するように、動作モードにおいて管212のキャビティ222内で移動可能である。アダプタアセンブリ215は、アダプタフランジ217と、1本以上の間隔柱(distance pillar)219と、典型的にはステンレス鋼製のバッキングプレート220と、液体を均一に分配するために多数のチャネルを有するプレートの形態をとることができる分配器231と、スクリーン又はメッシュ又はフィルタ及び任意選択で封止リング(たとえば、229)を備えるベッド担体228とを備える。ベッド担体は、不活性プラスチック、又はステンレス鋼など金属材料製とすることができる。分配器231とベッド担体228は、解放可能な固定手段(図示せず)によって互いに締結される。典型的な解放可能な固定手段は、それだけには限らないが、ねじ、ナット、又はクランプを含む。固定手段(図示せず)は、分配器231又はバッキングプレート220の外面、すなわちキャビティ222から最も遠いプレートの面からアクセスする、したがって解放することしかできない。本例では、ノズル211を最初に取り外し、固定手段(図示せず)にアクセスできるようにしなければならない。バッキングプレートの外面からアクセス可能な追加の解放可能な固定手段を任意選択で使用し、バッキングプレート、分配器、ベッド担体を共に締結してもよい。これらの固定手段は、諸構成部品の周部の周りの対応する穴を通して挿入されるボルトの形態をとることができる。バッキングプレート又は分配器の外面からのアクセスにより、カラム内の懸吊又は支持された重量物にオペレータが不必要にさらされることが回避される。] 図3
[0050] ベースアセンブリ263は、解放可能な固定手段269によって互いに締結された分配器266及びベッド担体268並びに任意選択でバッキングプレート264を備える。ベッド担体268は、スクリーン又はメッシュ又はフィルタ及び任意選択で封止リング(たとえば、274)を備えるベッド担体は、不活性プラスチック、又はステンレス鋼など金属材料製とすることができる。解放可能な固定手段269は、たとえば、ねじ、ナット、又はクランプであり、他の解放可能な固定手段もまた可能であることは理解されるであろう。図からわかるように、固定手段269は、ベッド担体268及び分配器266を、各構成部品内の中心穴を通じて固定する。固定手段269は、分配器266の外面からしかアクセス可能でなく、したがってそこから解放することしかできない。図3では、ノズル272を最初に取り外し、固定手段269にアクセスできるようにしなければならない。バッキングプレートの外面からアクセス可能な追加の解放可能な固定手段を任意選択で使用し、バッキングプレート、分配器、ベッド担体を共に締結してもよい。これらの固定手段は、諸構成部品の周部の周りの対応する穴を通して挿入されるボルトの形態をとることができる。バッキングプレート264の外面からのアクセスにより、カラムの内部からしかアクセスできない場合の、懸吊された重量物の下でオペレータが無防備でいることが回避される。] 図3
[0051] 管212がクロマトグラフ媒体で満たされているとき、カラム上での化学的材料又は生物学的材料の分離は、下向き流又は上向き流で実施することができる。したがって、下向き流では、分離しようとする化学的材料又は生物学的材料を含有する液体が、ノズル211を通って導入され、媒体のベッドを通って下向きの方向で移動し、出口ポート(図示せず)を介してカラムのベースのところの収集システム内で収集されることになる。上向き流モードでは、分離しようとする材料を含有する液体が下部ノズル272を介して導入され、媒体ベッドを通って上向きで流れ、出口ポート(図示せず)を介してカラムの上部のところで収集されることになる。わかりやすくするために、カラムの保守又はサービスについては、下向き流モードで述べる。]
[0052] アダプタアセンブリ215又は分配器231に対して保守を行うために、アダプタフランジ217を上部カラムフランジ213aに接合するナットを抜くことによって、アダプタアセンブリ215をカラム管212から切り離す。次いで、駆動システムがアダプタアセンブリ215を、シリンダ234によって、3インチ又は76ミリメートル以下の距離、典型的には2インチ又は50ミリメートル以下の距離だけ上昇させ、保守又はサービスを行うためにカラムの内部にアクセスできるようにする。アダプタアセンブリ215は、ロッキングシステム270を使用して、シリンダブラケット236、シリンダ234、アセンブリ215内の位置合わせされた穴を通して挿入されるプランジャ237によって定位置にロックされる。この固定された位置において、固定手段を解放した後で、保守を行うために、アダプタのベッド担体及び/又は分配器をカラムから取り外すことができ、この解放は、上述のように、ノズル211を取り外した後、カラムの外面から取り外すことによって行う。カラムに対して保守を実施した(たとえば、ベッド担体228を交換した)後で、上記の手順を逆にすることによって、カラム210を再び動作状態にする。アダプタアセンブリ215は、プランジャ237を取り外すことによってその固定位置から解放し、シリンダ234を使用することによって下降させ、アダプタフランジ217を上部カラムフランジ213aに接合するナットを戻すことによってカラム212に再連結されることになる。]
[0053] 下部分配器266又はベースアセンブリ263に対する保守又はサービスは、管212をベースアセンブリ263から解放し、管212及びアダプタアセンブリ215を、駆動システムの助けにより、3インチ又は76ミリメートル以下の距離、典型的には2インチ又は50ミリメートル以下の距離だけ持ち上げることによって実施する。下部バッキングプレート264に接合するカラム管212の下部フランジ213b上のボルトを除去する。次いで、カラム管212及びアダプタアセンブリ215を、駆動シリンダ234によって持ち上げる。管212及び上部アダプタアセンブリは、ロッキングシステム270により、ロック用ピン238及びブラケット236内の位置合わせされた穴を通してプランジャ(図示せず)を挿入することによって、シリンダブラケット236を用いてベースの上方で定位置に固定する。]
[0054] 次いで、下部ノズル272をバックプレート264及び分配器266から切り離す。ノズル272を間隔リング235と共に取り外し、ナットの形態とすることができる固定手段269を解放するためにアクセスできるようにする。ナット269は、分配器266の外面、すなわちキャビティ222から離れた面から取り外し、したがって懸吊又は支持された重量物にオペレータがさらされることをなくす。上述の、バッキングプレート、分配器、ベッド担体を通して挿入されるボルトなど追加の解放可能な固定手段がある場合、これらをバッキングプレートの外面から取り外さなければならない。いま、ベッド担体268及び/又はOリングの交換又は洗浄など保守又はサービスを行うために、カラムの内部にアクセスすることができる。カラムを動作モードに戻すために、上記の手順を逆にする。]
[0055] 図4aは、本発明によるカラムの概略正面図である。カラム310は、脚部304上で支持されており、管312によってアダプタアセンブリ315から分離されたベースアセンブリ363を有する。これらの構成部品は、ステンレス鋼など、製薬業界内でGMP認可の強い不活性材料製である。図では、ベースアセンブリ363及びアダプタアセンブリが、3本の液圧シリンダ334の形態をとる駆動システムに連結されている。他の実施形態では、圧縮空気又は電気を動力とするものなど、様々な駆動システムを使用し、カラムを昇降させることができることが理解されるであろう。さらに、3本のシリンダが使用されることは不可欠なものではなく、場合によっては1本で十分である。カラム310は、カラム内に液体を導入するための上部ノズル311及び下部ノズルを有する。駆動システムを制御するための電気ユニット378もまた示されている。] 図4a
[0056] 図4bは、液圧シリンダ334のうちの1本を断面で示す図4aのカラムの側断面図である。クロマトグラフ媒体のベッドを容れるためのキャビティ322を断面で見ることができる。カラム310から液体を導入及び除去するための、上部ノズル311及び下部ノズル372の液体入口305、375及び出口306、376が示されている。シリンダ334は、ベースアセンブリ(ここでは、バッキングプレート364、分配器366、ベッド担体368を備えて示されている)及びアダプタアセンブリ315(ここでは、バッキングプレート320、分配器331、ベッド担体328を備えて示されている)に連結されている。] 図4a 図4b
[0057] 図4cは、図4aのカラムの上部平面図であり、3本の液圧シリンダ334と、液体入口305及び出口306を有するノズル311とを示す。] 図4a 図4c
[0058] 保守を目的としてアダプタアセンブリ315を上昇させるために、アダプタ315とカラムフランジ313aを接合している、上部カラムフランジ下のナットを緩め、取り外す。次いで、駆動システムがアダプタアセンブリ315を、液圧シリンダ334によって、3インチ又は76ミリメートル以下の距離、典型的には2インチ又は50ミリメートル以下の距離だけ持ち上げる。アダプタアセンブリ315を、シリンダブラケット(図示せず)、液圧シリンダ334、及びアダプタアセンブリ315内の穴が位置合わせされるまで上昇させ、アセンブリをサービス又は保守位置で固定するようにプランジャ(図示せず)を用いて定位置にロックする(図3参照)。] 図3
[0059] 図5aは、サービス又は保守を行うためにアクセス用の間隙427をカラムの内部にもたらすように定位置に上昇及び固定されたアダプタアセンブリ415を示す正面斜視図である。図には、例示のために間隙427が明瞭に示されているが、間隙427は、オペレータが誤って中に手を入れないように、またオペレータの腕を重い、懸吊された重量物にさらさないようにするために、サイズが3インチ又は76ミリメートル以下、典型的には2インチ又は50ミリメートル以下となる。カラム410は、3本の液圧シリンダ434を備える駆動システムを有する。いま、アダプタのベッド担体428、分配器431、バッキングプレート420が見えており、ベッド担体428は、間隙427にアクセスすることなしに、固定手段(図示せず)を解放することによって分配器431から外すことができる。この工程について述べるために、図4を参照し、ノズル311を最初に取り外し、間隙427にアクセスすることなしに、ベッド担体328を分配器331に固定している保持用ナット(図示せず)を取り外すためにアクセスできるようにする。固定ナットを、分配器331の外面から取り外す。] 図5a
[0060] 図5bは、スパナ446を使用してアダプタアセンブリのバッキングプレート420側から固定手段を解放するところを示す。固定手段(スパナによって見えにくいが、保持用ナットの形態にある)は、アダプタのベッド担体を分配器に固定している。] 図5b
[0061] ベッド担体428は重量があるので、アダプタアセンブリから分離された後で、持ち上げるために特別なハンドリング装置の使用を必要とする。]
[0062] ハンドリング装置580の一実施形態が図6に示されている。装置580は、中央の柱581が、脚部583を有するフレーム582上で支持されているトロリー又はカートの形態にある。装置580は強い不活性材料製であり、そのような材料は、それだけには限らないが、ステンレス鋼、及び製薬業界に典型的なGMP環境内での使用に適した他の材料を含む。延長可能なアーム585a、b、cが柱581から突出し、機械的な手段又は他の手段によって、柱581に対して昇降させることができる。図の実施形態では、アーム585a、b、cは、装置を操向又は制御するための手段を提供するハンドル584に隣接する手動ジャッキ機構(図示せず)によって昇降させる。アーム585a、b、cは、分配器又はベッド担体の重量を支承するように設計され、これらの構成部品の直径まで延長可能である。図の実施形態は3本のアーム585a、b、cを有するが、この装置はそれに限定されず、他の実施形態は、個々の設計に応じて3本より少ない、又はそれより多い(たとえば、1本、2本、4本、5本)アームを有することができることは理解されるであろう。アーム585a、b、cの末端にある穴587a、b、cは、特に輸送中の安全のために、分配器及び/又はベッド担体をアームにボルト止め又は固定するために設けられている。ベッド担体/分配器がアームと接触するときこれらの構成部品に対する損傷の危険性を最小限に抑えるために、アーム585a、b、cにパッド(図示せず)を設けることができる。ベッド担体又は分配器の中心穴を受けるための、盛り上がった中央の要素588(典型的には円錐形のもの)は、装置580のアーム585a、b、c上でこれらの構成部品を心合わせするための手段を提供する。この要素588は、アーム585a、b、cが交差する点の上側又は下側、或いはその両方に設けることができる。動作時には、分配器及び/又はベッド担体が、アーム585a、b、cから懸吊され、又はアーム上で支持される。枢動する車輪586が、ハンドリング装置580の容易な移動及び操作性を可能にする。図の実施形態では、装置580の移動及びアーム585a、b、cの上昇/延長が手動手段によるが、動力システム(たとえば、電気、空気圧、又は液圧システム)を組み込み、装置580を駆動しアーム585を昇降させる他の実施形態が可能であることは理解されるであろう。また、ハンドリング装置の他の実施形態(図示せず)では、アーム585aが柱581の周りで枢動又は回転することが可能であり、アーム585b及びアーム585cは、任意の2本のシリンダ(たとえば、図5aの434)間の狭い間隙にアクセスし、カラム内の任意の2本のシリンダ(たとえば、図5aの434)間の距離より長い直径を有するベッド担体及び/又は分配器を移動/挿入することができることも理解されるであろう。] 図5a 図6
[0063] ハンドリング装置の他の実施形態、たとえば、アーム585b、cがベッド担体又は分配器の外側リムに接触したとき、これらの構成部品の側部にある対応する穴と位置合わせされるように穴587b、cが構成され、それにより、位置合わせされた穴にねじを単にねじ込むことによってベッド担体又は分配器をアームに固定することができるものも可能である。]
[0064] ベッド担体を取り外す際の装置580の操作が図7から図9に示されている。]
[0065] 図7a及び図7bは、図5のカラムの斜視図であり、1本以上のアーム685上でベッド担体628を支持する図6のハンドリング装置を示す。アーム685をベッド担体628の下方で定位置に上昇させるが、ハンドリング装置のアーム685上でベッド担体の外側リムの下にパッド(図示せず)を位置決めし、次いでアーム685をベッド担体までゆっくり上昇させることによって、ベッド担体を損傷しないように注意する。アーム685が定位置についた後で、バックプレート620及び分配器631を通ってベッド担体628の外周部内に入るねじ付き棒材633上のナットを緩め、ベッド担体をハンドリング装置上で取り外すことができる。棒材633は、最初にスパナで緩め、最後に手で取り外す。図からわかるように、棒材633の取外しは、間隙にアクセスすることなしに、したがってオペレータを懸吊又は支持された頭上の重量物にさらすことなしに、バッキングプレート620の外面から実施される。] 図6 図7a 図7b
[0066] 図8a及び図8bは、ハンドリング装置780上のベッド担体728をカラム710から取り出すところを示す斜視図である。図8aでは、装置780のアーム785上で支持されているベッド担体728が、担体728を実質的に傾斜させることなしにカラム710から取り出される。次いで、装置780をカラムから離すことができ(図8b)、ベッド担体728を洗浄又は交換することができるようにアーム785を下降させることができる。次に、カラムの保守又はサービスを、必要とされるように実施することができる。たとえば、ベッド担体728を洗浄又は交換することができ、Oリングを交換することができ、且つ/又は洗浄するために分配器731をも取り外すことができる。] 図8a 図8b
[0067] 図8cは、ハンドリング装置780の異なる実施形態を使用してベッド担体728をカラム710から取り出すところを示す斜視図である。ベッド担体728は、ハンドリング装置780のアーム785内の穴787を通して、ベッド担体728のリム内の対応する穴にボルト又はねじを挿入することによって、ハンドリング装置780のアーム785に固定する。] 図8c
[0068] 動作モードに戻るためには、上記の手順を単に逆にする。ベッド担体及び/又は分配器をカラムに戻し、互いに、またバッキングプレートに固定し、ノズルを再度取り付け、アダプタアセンブリを下降させ、カラム管にボルト止めする。]
[0069] 次に、下部ベッド担体及びカラムの内部へのアクセスについて、図9から図13を参照して述べる。下部ベッド担体にアクセスするために、管をベースに接合しているボルトを抜き、次いで液圧シリンダを用いて管及び上部アダプタアセンブリを持ち上げることによって、管をベースアセンブリから解放する。] 図13
[0070] 図9aは、図3から図5、及び図7、図8ですでに述べたカラム810を示す。管812を下部バッキングプレート864に締結しているカラム管の下部フランジ813b上のボルトを緩めて抜く。前述のように、カラム管812及びアダプタアセンブリ815を、駆動システムの液圧シリンダ834によって、ベースアセンブリの上方に3インチ又は76ミリメートル以下だけ持ち上げ、ロッキングシステム870によって定位置に固定する(ロッキングシステムの一部を示す図9aのインセットを参照)。プランジャ837をロック用ピン838及びブラケット836内の位置合わせされた穴に導入し、管及びアダプタアセンブリを定位置に固定する(図9b)。管812を下部バッキングプレート864に固定しているボルトを取り外した後で、管及びアダプタアセンブリを上昇させることによって生み出された間隙827内でカラムに対して保守を実施することができる。この間隙は、間隙に対するオペレータのアクセスを制限するために、3インチ以下、典型的には2インチ以下である。] 図3 図9a 図9b
[0071] 図10は、管912が上昇しシリンダ934に機械的にロックされた、保守を行う準備ができているカラム910の斜視図である。保持用ボルトを抜くことによって、下部ノズル(図示せず−図3の272参照)を最初にバックプレート964から取り外す。ベッド担体968を分配器966に締結している保持用ナット(又は固定手段)を、カラム910のバッキングプレート964側から解放する。ベッド担体を分配器及びバッキングプレートに締結しているボルト(図示せず)など追加の固定手段があり、バッキングプレートの周部に位置する場合、それらをカラムのバッキングプレート面から解放する。] 図10 図3
[0072] 次に、図11a及び図11bに示されているように、ハンドリング装置を使用することによって、ベッド担体1068をカラムから取り出すことができる。ハンドリング装置(上記図6で述べたもの)1080を、アーム1085がベッド担体1068の上方に3インチ以下、典型的には2インチ以下である定位置に押してゆく。ベッド担体1068は、ベッド担体をバッキングプレート1064にボルト止めするために使用される穴に対応するいくつかのねじ付き穴を有する。ハンドリング装置1080のアーム1085は、ボルトが下部ベッド担体1068内にねじ込まれる穴を有し、これらの穴は、ベッド担体1068の穴に位置合わせされ、ベッド担体をアーム1085に固定するようにボルトが固定される。取り付けた後で、アーム1085を3インチ以下、典型的には2インチ以下だけ上昇させ、次いでハンドリング装置1080をカラム1010から離すことによって、ベッド担体1068をカラムから取り出すことができる。上記図8cで述べたものなど、ハンドリング装置の他の実施形態を使用し、ベッド担体を取り外すことができることは理解されるであろう。] 図11a 図11b 図6 図8c
[0073] 次に、必要に応じて、ベッド担体1068を洗浄し、又は新しいOリングに交換することができる。概して、図12に示されているように、ベッド担体をカラムから離し、洗浄及びサービスを容易にするために(トロリー又はワークベンチなど)表面上に下降させ、ハンドリング装置1180のアーム1185から解放することになる。分配器(図11の1066)もまた、揚重装置を使用して、同様に取り外し、サービスすることができる。] 図12
[0074] 保守又はサービスが完了した後で、上述の工程を単に逆にすることによって、カラムを動作モードに戻す。これは、カラム内にベッド担体及び/又は分配器を戻し、これらの構成部品をバッキングプレートに固定し、ノズルを再度取り付け、管及びアダプタアセンブリを下降させることを必要とする。図13は、液圧制御ユニット1290に連結された図11のカラム1210を示し、管1212が下降され、バッキングプレート1264にボルト止めされる準備ができている。] 図13
[0075] 本発明の好ましい例示的な実施形態について述べられているが、本発明は、述べられている実施形態以外によって実施することができ、述べられている実施形態は、例示的なものにすぎず、限定するためのものではないことを、当業者なら理解するであろう。本発明は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。]
[0076] 10カラム
12ハウジング又は管
14 分散システム
16収集システム
18ドラム
20アダプタ
22キャビティ
24液体入口
26入口マニフォルド
28ベッド担体
30内側クランプナット
31分配器プレート
34駆動シリンダ
36駆動ピストン
38 ねじ
40接続アーム
42 ナット
44 ナット
54 上部
64ベース
112 管
116 収集システム
118 ドラム
132 ナット
136ピストン
142 ナット
144 ナット
160 下部ベッド担体
162外側縁部
164 ベース
204 脚部
206足部
209 液体入口
210 カラム
211ノズル
212 ハウジング又は管
213a 上部カラムフランジ
213b下部フランジ
215アダプタアセンブリ
217アダプタフランジ
219 間隔柱
220バッキングプレート
222 キャビティ
228 ベッド担体
229封止リング
231分配器
234シリンダ
236シリンダブラケット
237プランジャ
263ベースアセンブリ
264 バッキングプレート
266 分配器
268 ベッド担体
269解放可能な固定手段
270ロッキングシステム
272 下部ノズル
274 封止リング
304 脚部
310 カラム
311 上部ノズル
312 管
313a カラムフランジ
315 アダプタアセンブリ
320 バッキングプレート
322 キャビティ
328 ベッド担体
331 分配器
334液圧シリンダ
363 ベースアセンブリ
364 バッキングプレート
366 分配器
368 ベッド担体
372 下部ノズル
378電気ユニット
410 カラム
415 アダプタアセンブリ
420 バッキングプレート
427間隙
428 ベッド担体
431 分配器
434 液圧シリンダ
446スパナ
580ハンドリング装置
581 中央の柱
582フレーム
583 脚部
584ハンドル
585aアーム
585b アーム
585c アーム
586枢動する車輪
587a 穴
587b 穴
587c 穴
588 要素
620 バッキングプレート
628 ベッド担体
633棒材
685 アーム
710 カラム
728 ベッド担体
731 分配器
780 ハンドリング装置
785 アーム
787 穴
810 カラム
812 管
813b 下部フランジ
815 アダプタアセンブリ
827 間隙
834 液圧シリンダ
836ブラケット
837 プランジャ
838ロック用ピン
864 下部バッキングプレート
870 ロッキングシステム
910 カラム
912 管
934 シリンダ
964 バッキングプレート
1010 カラム
1064 バッキングプレート
1066 分配器
1068 ベッド担体
1080 ハンドリング装置
1085 アーム
1180 ハンドリング装置
1185 アーム
1210 カラム
1212 管
1264 バッキングプレート
1290 液圧制御ユニット]
权利要求:

請求項1
クロマトグラフィカラムに対して保守を行うための方法において、a)液体入口に連結された移動相経路を含むノズルを備える分散システムと、駆動システムに連結され動作モードにおいて管のキャビティ内で移動可能であるアダプタアセンブリを有する管とを備え、前記アダプタアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、前記駆動システムが1本以上のシリンダを備える、クロマトグラフィカラムであって、前記分散システムの反対側の収集システムと、1つ以上のシールとを備えるクロマトグラフィカラムを用意し、b)前記アダプタアセンブリを前記管から切り離し、c)前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて前記管の上方に3インチ又は76ミリメートル以下の距離だけ持ち上げ、前記アダプタアセンブリと前記管の間にアクセス用の間隙を設け、d)前記間隙にアクセスすることなしに前記固定手段を解放することによって前記ベッド担体を前記分配器から外し、e)前記ベッド担体を前記カラムから取り外し、f)前記カラム及び/又は前記ベッド担体及び/又は前記1つ以上のシールに対して保守を行い、g)前記ベッド担体を前記カラムに戻し、前記ベッド担体を前記分配器に締結し、h)前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて、前記管内の動作位置に下降させ、前記アダプタアセンブリを前記管に再連結する段階を含んでなる方法。
請求項2
段階c)が、前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて前記管の上方に2インチ又は50ミリメートル以下の距離だけ持ち上げ、前記アダプタアセンブリと前記管の間にアクセス用の間隙を設けることを含む、請求項1記載の方法。
請求項3
前記固定手段が分配器の前記外面から解放可能である、請求項1又は請求項2記載の方法。
請求項4
前記駆動システムが2以上のシリンダを備えており、保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離が前記ベッド担体の直径より長い、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の方法。
請求項5
前記シリンダが前記カラムの外に取り付けられる、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の方法。
請求項6
各前記シリンダが、独立してカラムから移動可能である、請求項5記載の方法。
請求項7
ベッド担体を取り外す段階が、ベッド担体を実質的に傾斜させることなしに実施される。請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の方法。
請求項8
前記ベッド担体を取り外す段階が、ハンドリング装置の使用を含む、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の方法。
請求項9
前記ハンドリング装置が1以上のアームを備えており、前記ベッド担体を前記ハンドリング装置の前記1以上のアーム上で支持すること、又は前記ベッド担体を前記ハンドリング装置の前記1以上のアームに固定することを含む、請求項8記載の方法。
請求項10
前記カラムに対して保守を行う段階が、前記分配器を実質的に傾斜させることなしに、前記分配器を移動することをさらに含む、請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の方法。
請求項11
前記カラムがロッキングシステムをさらに備え、前記アダプタアセンブリを前記駆動システムを用いて前記管の上方に持ち上げた後で、前記ロッキングシステムを用いて前記アダプタアセンブリをロックする段階をさらに含む、請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の方法。
請求項12
クロマトグラフィカラムに対して保守を行うための方法において、a)液体入口に連結された移動相経路を含むノズルを備える分散システムと、駆動システムに連結されたアダプタアセンブリ及びベースアセンブリを有する管であり、前記アダプタアセンブリが動作モードにおいて管のキャビティ内で移動可能である、管とを備え、前記ベースアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、前記駆動システムが1本以上のシリンダを備える、クロマトグラフィカラムであって、前記分散システムの反対側の収集システムと、1つ以上のシールとを備えるクロマトグラフィカラムを用意し、b)前記ベースアセンブリを前記管から解放し、c)前記管及び前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて前記ベースアセンブリの上方に3インチ又は76ミリメートル以下だけ持ち上げ、前記管と前記ベースアセンブリの間にアクセス用の間隙を設け、d)前記間隙にアクセスすることなしに前記固定手段を解放することによって前記ベッド担体を前記分配器から外し、e)前記ベッド担体を前記カラムから取り外し、f)前記カラム及び/又は前記ベッド担体及び/又は前記1つ以上のシールに対して保守を行い、g)前記ベッド担体を前記カラムに戻し、前記ベッド担体を前記分配器に締結し、h)前記管及び前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて下降させ、前記管を前記ベースアセンブリに再連結する段階を含んでなる方法。
請求項13
段階c)が、前記管及び前記アダプタアセンブリを、前記駆動システムを用いて前記ベースアセンブリの上方に2インチ又は50ミリメートル以下だけ持ち上げ、前記管と前記ベースアセンブリの間にアクセス用の間隙を設けることを含む、請求項12記載の方法。
請求項14
前記固定手段が前記分配器の外面から解放可能である、請求項12又は請求項13記載の方法。
請求項15
前記シリンダが前記カラムの外に取り付けられる、請求項12乃至請求項14のいずれか1項記載の方法。
請求項16
各前記シリンダが、独立してカラムから移動可能である、請求項15記載の方法。
請求項17
保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離が前記ベッド担体の直径より長い、請求項12乃至請求項16のいずれか1項記載の方法。
請求項18
前記ベッド担体を取り外す段階が、前記ベッド担体を実質的に傾斜させることなしに実施される、請求項12乃至請求項17のいずれか1項記載の方法。
請求項19
前記ベッド担体を取り外す段階が、ハンドリング装置の使用を含む、請求項12乃至請求項18のいずれか1項記載の方法。
請求項20
前記ハンドリング装置が1以上のアームを備えており、前記ベッド担体を前記ハンドリング装置の前記1以上のアームに固定することによって前記ベッド担体を懸吊又は固定することを含む、請求項19記載の方法。
請求項21
前記ベッド担体の外側リムを前記ハンドリング装置の前記1以上のアームに解放可能に固定することを含む、請求項20記載の方法。
請求項22
前記カラムに対して保守を行う段階が、前記分配器を実質的に傾斜させることなしに、前記分配器を移動することをさらに含む、請求項12乃至請求項21のいずれか1項記載の方法。
請求項23
前記カラムがロッキングシステムをさらに備え、前記アダプタアセンブリ及び前記管を前記駆動システムを用いて持ち上げた後で、前記ロッキングシステムを用いて前記ベースアセンブリの上方で前記アダプタアセンブリ及び前記管をロックする段階をさらに含む、請求項12乃至請求項22のいずれか1項記載の方法。
請求項24
液体入口に連結された移動相経路を含むノズル及び分散システムと、1以上のシリンダを有する駆動システムに連結されたアダプタアセンブリ及びベースアセンブリを有する管であり、前記アダプタアセンブリが動作モードにおいて管のキャビティ内で移動可能である、管とを備え、前記アダプタアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備え、前記ベースアセンブリが、解放可能な固定手段によって互いに締結された分配器及びベッド担体を備える、クロマトグラフィカラムであって、前記分散システムの反対側の収集システムと、1つ以上のシールとを備え、前記アダプタアセンブリ又は前記ベースアセンブリの前記分配器とベッド担体とを互いに締結する前記固定手段が前記分配器の外面から解放可能である、クロマトグラフィカラムにおいて、前記アダプタアセンブリが、前記駆動システムによって持ち上げることを可能にするように前記管から切離し可能であり、3インチ又は76ミリメートル以下の保守アクセス用の間隙をもたらし、前記管及び前記アダプタアセンブリが、前記駆動システムによって持ち上げることを可能にするように前記ベースアセンブリから切離し可能であり、3インチ又は76ミリメートル以下の保守アクセス用の間隙をもたらす、クロマトグラフィカラム。
請求項25
前記駆動システムが2以上のシリンダを備えており、保守アクセス用の、任意の2本の前記シリンダ間の距離が前記ベッド担体の直径より長い、請求項24記載のクロマトグラフィカラム。
請求項26
駆動システムが、2以上の液圧シリンダ、好ましくは3本の液圧シリンダを備える、請求項24又は請求項25記載のクロマトグラフィカラム。
請求項27
前記駆動システムが前記カラムの外にある、請求項24乃至請求項26のいずれか1項記載のクロマトグラフィカラム。
請求項28
上昇させた前記アダプタアセンブリを前記管の上方で固定する、並びに/又は上昇させた前記管及び前記アダプタアセンブリを前記ベースアセンブリの上方で固定するためのロッキングシステムをさらに備える、請求項24乃至請求項27のいずれか1項記載のクロマトグラフィカラム。
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